ちゅちゅにこ日記

The Openとは全英オープンゴルフのことです。

メジャー大会でも、もっとも歴史ある大会で、

なんとかオープンとか、なんとかクラシックとか言わなくても

The Openといえば、みんな分かってしまうほどすごい威力をもった大会です。

コースも日本でみる箱庭のようにきれいに整備されたコースではなく、

あるがままの自然を基本にしたコースです。

コースは海岸沿いにあり風やら雨やら霧やら寒いやらで気象状況も悪いです。

トッププロでも、一つのミスから大崩れというのはよくあります。

これまでも、あと少しで優勝というところからの逆転劇は数多くありました。

バンカーから脱出できなくなったり、長い草のラフにつかまったり、

短いパットが入らなくなったり、クリークから無理に出そうとして失敗したり、

トッププロが急に素人のようになってしまうのです。

コースの難しさもさることながら、本当にゴルフの魔物がいるように思います。

そんな難コースに石川遼くんが挑んでいます。
（これを書いている時はまだ二日目の途中です。）

初日に憧れのタイガー・ウッズとまわるというので、

緊張しなければいいなと勝手に心配していましたが、

そんな心配をよそにすばらしいゴルフをしてくれました。
（解説陣もびっくりしてました。）

マジすごいです。ゴルフはメンタルが大部分を占めるので、

若いプレイヤーは不利なスポーツなのですが、

遼くんはマジマジすごいっす。僕は見てるだけでも緊張してしまいました。

僕なら絶対、スタートホールの第一打はチョロすると思います。
あの雰囲気にしびれてしまいます。

実は、遼くんも９歳のときは、ジュニアで出たとき、

今回と同じスタートホールでチョロしてたそうです。

しかし、９歳からの大成長。
（僕は９歳からほとんど進歩しておりません。ご覧のとうり。）

遼くんは、才能にも恵まれ、そうとうな努力もしていると思います。

とにかく偉い！ほんとに凄い！です。

遼くんを見られることが何よりの幸せです。
こんなに楽しませてくれて誠にありがとうございます。

わーん。この記事をアップしたとたん、突如遼くんが崩れだして、予選落ちしちゃった〜。あのタイガーも崩れるほどの難コースだからしょうがないけどね。プレー後のインタビューでは完璧にミスショットの分析をしていました。さすがクレバー遼くんですね〜。この日トップにたったトム・ワトソンはなんと５９歳。遼くんと４２歳差！ゴルフって不思議なスポーツですね。これから毎年、遼くんのThe Openを楽しみにしています。